研修について

内分泌・代謝グループ

内分泌代謝内科での研修では、担当医として、その患者の外来主治医と専門グループの上級医(助教・医員)の指導のもとに診療活動を行います。診断・治療に関する重要な方針は、週1回の教授回診、専門グループによる週1回のグループ回診において討論されます。特に検診を要する症例については、回診とは別に看護チームを含めた臨時カンファレスを行い、患者ニーズに合わせた診療を第一に考えています。

このように、きめ細かい充実した研修環境のもとで、一般内科医として必要な知識・技術の習得はもちろん、内分泌代謝疾患とくにメタボリック症候群関連の肥満症、糖尿病、高血圧症、高脂血症、痛風とこれらの合併症の専門的知識と技能を身につけることができます。

内分泌

甲状腺・副甲状腺・副腎・下垂体・性腺疾患の診療にあたります。特に副腎、下垂体、性腺疾患は比較的稀な疾患が多く、専門的な診断・治療を必要とするため他院からの紹介患者さんが多いのが特徴です。

入院してホルモン負荷試験やエコー、CT、MRI、シンチグラフィー等の画像検査を行い、総合的に判断し最終診断に至ります。
内分泌疾患を確実に診断し治療できるエキスパートを育成します。

糖尿病

糖尿病の有病率は未治療の患者を含めると国民の1割を超えると言われています。長寿県といわれる沖縄県においても、その増加の早さは全国よりも早いと言われます。 現在、沖縄県における糖尿病の専門医は少なく、多くの専門医を育て、沖縄県の糖尿病を予防し合併症を抑えるために大学病院での外来・入院診療の他にも、関連病院に医局員を派遣し糖尿病専門外来診療にあたっています。また、脂質異常症、肥満などの代謝疾患の診断、治療にも重点をおいています。

血液グループ

 血液グループでは、3~4人の医師によるチーム体制を作り、患者さんを担当しています。初期研修医及び内科専攻医はそのチームに所属して、上級医の指導のもとに入院患者さんを担当します。骨髄検査、中心静脈カテーテル挿入、髄液検査などの診療に必要な様々な手技を上級医の指導のもとに行います。

 研修を通して、血液疾患の患者さんを正しく診断し、適切な治療を選択して、様々な合併症も管理できるような知識と技術を習得することを目標とします。

 毎日、患者さん全員の夕回診を血液グループで行い、常に患者さんの情報を共有できる体制を取っています。診断・治療に関する重要な方針は、週2回のグループカンファレンスで決定します。それ以外に、2週間に1回の英語論文の抄読会、1ヶ月に1回の病理カンファレンスなども行っています。カンファレンスでは、研修医及び内科専攻医に積極的に発表してもらい、理論的でわかりやすいプレゼンテーションができるようにトレーニングします。

研修を通して、患者さんの全身管理に必要な幅広い知識及び血液診療に必要な専門的な知識と技能を身につけることができます。

リウマチ・膠原病グループ

2018年4月より新たに診療を開始しています。関節リウマチや全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群などの自己免疫疾患や、脊椎関節炎、ベーチェット病、成人スティル病などの自己炎症性疾患を中心に診療を行っています。
地域に根ざした高水準の医療を提供し、患者さんに満足して頂けるよう心がけています。
診療業務や学会発表などを通じ、専門医・指導医の育成を目指します。

当科で取得可能な専門医資格

  • 日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医
  • 日本糖尿病学会専門医
  • 日本血液学会認定血液専門医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本甲状腺学会専門医
  • 日本リウマチ学会 リウマチ膠原病専門医

琉球大学第2内科では「等しく、皆が幸せに!」をモットーとして、
個性を尊重し、ひとり、ひとりが望むキャリア・プランを実現していく
多彩な選択肢を用意しています。

皆さんに高度医療人としての誇りと自信を持って戴き、歓声がこだまし、
ワクワク感のオーラが放射する温かい教室・輝く教室を目指しています。

意欲にあふれる若き医師、若き医学研究者の皆様の御参画を
心より歓迎し、教室員一同、お待ち申し上げております。

見学及び入局のご相談は第2内科医局までお気軽にご連絡下さい。

TEL:098-895-3331 / FAX:098-895-1415

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