橋本龍馬先生と佐貫和也先生から岡田洋右教授の講演会に参加した感想をいただきました。
講演会後の食事会でも第二内科スタッフ数名が参加し、大変貴重なお時間を過ごしたようです。
【橋本先生からの感想】
このたび当院に恩師である産業医科大学の岡田洋右教授をお迎えし、ご講演ならびに懇親会に参加する貴重な機会を得ました。講演では、産業医科大学における持続血糖測定(CGM)や血管内皮機能検査(EndoPAT)を用いた研究の歴史について、初期の取り組みから現在に至るまでを丁寧にご紹介いただきました。お話を通じて、「入院患者さんには可能な限りCGMを装着し、データを蓄積しておくべきである」ということを改めて再認識し、当院における入院中の血糖管理や臨床研究の在り方を見直す良いきっかけとなりました。
また、産業医科大学の次世代を担うリーダーである鳥本先生が、基礎研究を志すきっかけとなったのが、益崎教授による大学院講義であったという「秘話」を伺い、大変驚かされました。その頃からのご縁に導かれ、現在、琉球大学病院で益崎教授のもとで学ばせていただいていることが、いかに貴重な機会であるかを改めて実感いたしました。
講演会の後は、中華料理を囲みながら懇親会が行われました。和やかな雰囲気の中で、益崎教授と岡田先生から、これまでのご研究や留学経験、医師としてのキャリア形成に関する貴重なお話を伺うことができました。とりわけ印象的だったのは、益崎教授が海外留学に旅立つ「数時間前」まで、普段通り大学病院で診療に従事されていたというエピソードです。現在は働き方改革が進み、勤務環境も大きく変化しつつありますが、第一線でご活躍されている先生方の背後には、効率化だけでは語り尽くせない、仕事に対する並々ならぬ情熱と覚悟があるのだと強く感じました。
本講演と懇親会を通じて、糖尿病・代謝領域の研究の奥深さとともに、臨床・研究・教育それぞれに真摯に向き合う姿勢の大切さを改めて学ぶことができました。今回得た刺激と学びを糧に、今後の診療および研究活動に一層励んでいきたいと思います。 橋本龍馬
【佐貫先生からの感想】
私は出身大学である産業医科大学で初期研修を行い、専攻医1年目も産業医科大学病院で診療に従事しておりましたが、ご縁をいただき、現在は琉球大学病院にて診療をさせていただいております。琉球大学病院は、沖縄という地において内分泌疾患診療の中核を担う病院であり、非常に多くの貴重な症例を経験し、日々勉強させていただいております。
益崎教授には、以前より産業医科大学においてご講演を賜っており、その流れの中で今回このような形でお世話になる機会を頂戴できたことを、大変幸運に感じております。
この場をお借りして、岡田先生ならびに益崎教授お二方に心より感謝申し上げます。
今後も両医局の交流が末永く続き、互いの発展につながっていくことを願っております。 佐貫 和也
