2022年6月25日(土) 沖縄県立博物館 講義室
コロナ禍によりご無沙汰となりました 琉球大学第二内科同門会主催【温故知新会】が開催されました。
現地とzoom配信によるハイブリッド講演会は、皆の知恵と協力のもと無事滞りなく終えることができました。
現地で久しぶりにお会い出来た先生方は、みなさん嬉しそうに交流を深められていました。
現場で対面でするコミュニケーションと、画面越しのコミュニケーションの違いが如実にわかる一幕でした。
アナログ、デジタルの良し悪しでは測れない、その場のTPOにあった交流が人間には必要なのだ、となぜか哲学的に考えさせられました。
福地万里先生の講演では、女性医師のライフワークをお話ししてくださり、今まさに子育て真っ最中の方や、これから出産する女性医師にとって大きな励みになるご講演だったと思います。
玉城啓太先生は、『遺伝子全領域の解析により明らかとなったATL に生じる多彩なHLA 遺伝子異常』と題して発表を行いました。
日々進化し続ける医学界の事情は私には到底計り知れないことですが、日夜喧々諤々と論議、分析、解析し続ける先生方のおかげで、私たち患者側は従順にあるいは深刻に時には辛辣に、要は身勝手に、お医者さんの裁可に委ねられるのだろうなと思います。
それと同時に、先生方の進化し続けなければならないプレッシャーをひしひしと感じ、そこを楽しめるか義務だと思うかで各々医療者としての未来が変わっていくのだろうと思いました。
これからますますAI化が進行していく世界で、私自身も己が価値と責任、人間としての在り方を考えさせられました。
あくまでも私個人の感想ですが、妄想の広がるスケールの大きな講演会だったと思います。